忍耐強く練習しましょう。特にあなたが初心者の場合、脳と筋肉はあなたの右手および左手を調整するのに時間が必要です。睡眠をとると学習速度が上がることをご存知でしたか？たまに昼寝をすることも大切なのです。

ミスを避けるためにゆっくりと練習しましょう。 ミスに対して腹を立てると、あなたの脳はそのミスをより強く記憶してしまいます。 ゆっくりと練習することで、正しい情報と「うまくできた」という感覚を脳に与えましょう（「やった！またうまくできた！」という感覚は重要です）。 はじめにゆっくりと練習することによって培った基礎は、あなたの音楽の旅を進める際に役立つことに気付くはずです。

1週間ごとに練習の計画を立ててみましょう。最初のうちは、2日に1回、15分程度の練習をお勧めします。数週間後には練習時間を30分に増やしたり、毎日行っても構いません。練習時間を短くすると、あなたの筋肉の強化と休息のための十分な時間が得られます。また、練習時間の短さは正しい手と体の位置をキープするのにも役立ちます。長時間演奏していると、筋肉が疲れてきて、正しい位置からズレてしまうことがあります。

簡単な目標（1日に2～3小節）を設定すれば、練習は成功につながります。効率という意味でのプレッシャーも少なくなることでしょう。また、自分自身やあなたの練習に対して、目標を設定しなくてもまったく問題ないことを知っておいてください。自分でピアノを弾くということは、特に上達の目標がなくても、間違いなく楽しいものです。

学んだピアノ曲を自身を持って弾けるようになってから、次の曲に移りましょう。あなたは学んだ曲を上手に弾くことができますか？あるいは、楽譜を見ないで演奏することができますか？少し目を閉じてみて、曲を感じてみましょう。次はどの指を動かそうかと考えなくても、ひとりでに指が動いていることに気づくかもしれません。記憶を頼りに演奏できるということは、次の曲への準備ができていることを示す確かなサインです。また、それ以上に解放感を感じて気持ちの良い瞬間でもあります。